ゆるゆるブログ
八王子地域で利用者さんが定期的に集える場所として、4年前から小さな居場所を作っています。
原則月に一回、第3金曜日の開催です。その名は「ゆるゆる」。
訪問看護ステーション円、八王子市居宅生活安定化自立支援事業、グループホームくぬぎの杜
に所属する人とゆるゆるの趣旨に賛同してくれる人とで運営しています。
人と交わることに慣れていない人、月に一回くらいなら家から出られる人、
縦割りの法内事業は肌が合わない人などが集います。
ゆるゆるは支援する人、される人という立場を極力作らず、
利用者とスタッフが協働してリカバリー志向で運営されます。
プログラムは参加者の総意で決まります。これまで行ってきた主なプログラムは
ゲーム大会、リカバリー勉強会、高尾山ハイキング、絵本の読み聞かせ、
コーヒーの飲み比べ、(いずれも講師は精神科医療ユーザーです)、かき氷大会、
たこ焼きパーティー、コロナ禍の「ゆるゆる」のあり方を考える、
お茶とお菓子でただ語りあうなど、硬軟併せたバラエティ豊かなものです。
このように、ゆるゆるは外に出ていくための初めの一歩として、大切な役割を担っていたのですが、
コロナ禍は、「ゆるゆる」にも容赦なく襲ってきました。
ひと月に1回外出ができる人の居場所を奪いました。
緊急事態宣言下では「ゆるゆる」の通常開催できず、耐え忍ぶ日常が待っていました。
写真は10月のゆるゆるの様子です。
緊急事態宣言が解除されたので久しぶりの開催となりました。
青空の下、八王子市役所の横を流れる浅川沿いでピクニックを行いました。
密を避けるための外出プログラムだったのですが、
晴れ渡る空が澄んで心地良く、定番のプログラムにしたいね、と話が弾みました。
まだまだコロナ禍終息の糸口は見えませんが、
感染予防に気を付けながら参加者と一緒にゆるゆると場を継続していきたいと思います。
(そえぞう)